Archive for 12月, 2017

リビングイン階段

今までは玄関近くに階段が設けられることが多かったですが、最近ではリビング内に階段が設けられることが多いです。リビングイン階段にすることで、玄関から直接二階へ上がるのではなく、家族の集まるリビングやダイニングを通って二階へ行く間取りとなります。家族がリビングやダイニングで自然と顔を合わせる機会が作り出され、会話も生まれやすくなるのです。子どもが知らないうちに外出していたり、帰宅していたりするという状況を防ぐことができるのです。会話がなくても親は子どもの表情を伺うだけでもちょっとした変化に気づいてあげることができるので、子どもの変化に対応しやすくもなるのです。リビングイン階段は子どもの犯罪率を下げているというデータがあるほどです。

家族のコミュニケーションを大事にできる一方で、デメリットとして冷暖房効率を下げてしまうということがあげられます。二階からの冷気が階段を伝って一階へ流れ込んでくるのです。この対策として、階段の前に扉を設けるのです。そうすれば冷暖房効率が良くなりますし、リビングの音やキッチンからのにおいや煙などが伝わりにくくなるのです。

私の友人は、来客時のことを考えリビングイン階段を止めた人がいます。子どもが成長するとお友達が遊びに来る機会も増えます。その度に生活感あふれるリビングを見られてしまいます。また、お客様とお客様に関係のない家族がリビングで顔を合わせてしまうので、お互い気を遣ってしまうのです。

この対策として、同じリビングイン階段でも、入ってすぐの場所に階段を設け、スムーズに二階へ上がれるようにしておいたり、階段への動線とリビングの境に格子ドアを設け、気になる時は空間を緩やかに区切れるようにして気になる視線をカットできるようにするのです。そうすればリビングイン階段の魅力をたっぷり感じられるのです。