家事のしやすい家

主婦にとって家事は365日休みがありません。それだけに毎日の家事が効率よく、そして円滑に行えるように家事のしやすい住まいを目指しましょう。そうすることで暮らしやすさが高まり、家事の時短が実現でき自分の時間を大切にすることができたり、家族や親子の時間を大切にすることができるのです。

家事のしやすい家にするにはまず、家事の中心となるキッチンからの動線に注目しましょう。キッチンからダイニング、キッチンから洗面室の動線は短く、スムーズに移動できるようにしておきます。

そこで我が家はキッチン向かって右側にダイニング、左側に洗面室を設けました。横一直線で繋ぐことで横移動で移動のしやすさが高まりますし、2、3歩で隣接する空間に行き来ができるため、食事の支度や片付けが効率よく進められますし、料理と洗濯など2種類の家事を同時に進行しやすくなり家事の効率化が図れるのです。洗面室・キッチン・ダイニングが横一直線で繋がっていることで家事動線が集約され、家事を行う上での無駄な動きが省けます。

そして、洗面室から洗濯物干し場への動線も非常に大事です。洗濯物を終えた洗濯物は水を含むため重さを増します。それを抱えて洗濯物干し場まで移動しなければならないので、この動線を短くしておくことで体に負担かかかりにくくなります。一番避けたいのが、一階の洗面室で洗濯を行い、二階のバルコニーで干すという動線です。動線が長くなるだけでなく間に階段を挟むので体に負担かかかってしまうのです。家事のしやすい家を目指し、家事を楽しみながら行えるようにしておきたいものです。

ウォークスルー洗面クローゼット

家事の効率を高めるためにウォークスルー洗面クローゼットを設けてみてはいかがでしょうか。これは家事の中心であるキッチンとそのキッチンとよく行き来を行う洗面室を繋ぐ形で設けておきます。この二つの空間を繋ぐウォークスルー洗面クローゼットは、家事動線をコンパクトにしてくれ、家事の効率が高められるのです。

床から天井いっぱいに広がる洗面クローゼットはタオル類をはじめ、家族の衣類や下着を一か所で管理できるスペースとして利用します。天井には室内干しを完備し、洗濯物を洗う・干す・たたみ・しまうという作業を一か所で行えるようにしておきます。洗濯物をたたんだり、アイロンがけを行う作業カウンターも忘れずに設けておきましょう。スペースに余裕がなければ使用する時だけ出して、使わない時はスッキリと壁に収められるようにしておくと狭さを感じにくく、家事のしやすさもしっかりと確保できます。

ここにタオル、下着などが管理されていることで入浴の事前準備も各段とラクに行えますし、家族みんなが洗面室でヘアセットやお化粧など身支度を行うため、衣類までそろっていることで着替えまでスムーズに行えてとても便利なのです。

私は家事の中でたたんだ洗濯物をクローゼットにしまうという作業が一番苦手でした。それは、夫婦の衣類、子ども達の衣類、下着などそれぞれ別々のクローゼットで管理していたからです。それを一か所で管理できるようにしたことでしまうという作業が効率よく行え、家事へのストレスが軽減されています。休みがない家事であるだけに家事を効率よく行えるウォークスルー洗面クローゼットを設けておくのもいいでしょう。

ハウスメーカーと工務店

家造りを行う業者が数多く存在します。その中で自分達に合った一社を選び出すというのは以外と難しいことです。まずはハウスメーカーと工務店の特徴をおさえ、自分達がどちらの方が合っているかを見極めてみましょう。

ハウスメーカーの特徴は、資本も大きく大規模なため、世間一般での社会的信用は高いです。広告宣伝のプロがあらゆる方法で細やかな情報を発信するため、我々は多くの情報を手軽に手に入れることができます。カタログやモデルハウスなど家造りのイメージを湧かせるものも豊富に揃っています。モデルケースを多数もっているため、その中からプランを選ぶことができるので、住宅に特に希望やこだわりのない人は合っているかもしれません。

部材も工場生産のため早く、施工もマニュアルに従うため時間がかかりません。工場生産でできあがった部品が基準となるため、寸法などの変更がしにくいのです。また、広告宣伝費やモデルハウス維持管理費など、さまざまな経費が建築費に上乗せされてしまうため、価格がどうしても高めになってしまいます。

工務店の特徴は、ハウスメーカーのように大量生産とは異なり、一目見ただけでどこのハウスメーカーのものなのかが分かるような住まいではなく、建築主の希望やこだわりが活かされた一品生産の家造りを行うことができます。地域での評判を大切にするため、施工はもちろん引き渡し後のメンテナンスにおいても重要視してくれます。契約を行う会社と施工者が同一のため、責任の所持もはっきりしています。

しかし、世間一般的に会社規模が小さいため不安視されますし、一つ一つの打ち合わせを重視するため完成するまでに時間がかかってしまいます。大まかですがまずは特徴をとらえ、ハウスメーカー向きいなのか、工務店向きなのかを見極めてみましょう。

ファミリークローゼット

私が家事の中で一番苦手だったのがたたんだ洗濯物をしまうという作業です。夫婦の衣類、子ども達の衣類、タオル、下着とそれぞれ別々のクローゼットで管理していたため、しまうという作業を行うだけで住宅内を行ったり、来たりと無駄な動きが多いからです。つい後回しにしがちでした。

この家事への不満を解消するために新居ではファミリークローゼットを設けました。タオル類をはじめ、家族みんなの下着や衣類をここ一か所で管理しています。子ども達の服、主人の服も全て私が管理しているだけに全てを一か所で管理できることで各段を家事への負担が軽減されています。

このファミリークローゼットは、生活の中心である一階の洗面室の横に設けました。洗面室は脱衣室としても利用しますし、外出先から帰宅すると部屋着に着替えることもあります。洗面室で身支度を行います。着替えまでスムーズに行えることでバタバタしがちな朝の身支度も楽になります。子ども達は服を汚す機会も多いだけに、スムーズに衣類を取り出し着替えが行えるだけで子育てのしやすさにも繋がっているのです。子ども達も成長してきて、自分の服を自分で取り出し、着ていた洗濯物を洗濯カゴへ入れるという習慣が自然と身に付きつつあります。

生活の中心である一階にこのファミリークローゼットを設けたことが良かったと思います。たたんだ洗濯物をしまうという作業が楽になり、家事への不満も解消されています。洗濯は毎日行う家事の一つですし、着替えも毎日行います。それだけにどこで衣類を管理するかはポイントなのです。生活の中心の一階にファミリークローゼットを設けてみてはいかがでしょうか。

リビングイン階段

今までは玄関近くに階段が設けられることが多かったですが、最近ではリビング内に階段が設けられることが多いです。リビングイン階段にすることで、玄関から直接二階へ上がるのではなく、家族の集まるリビングやダイニングを通って二階へ行く間取りとなります。家族がリビングやダイニングで自然と顔を合わせる機会が作り出され、会話も生まれやすくなるのです。子どもが知らないうちに外出していたり、帰宅していたりするという状況を防ぐことができるのです。会話がなくても親は子どもの表情を伺うだけでもちょっとした変化に気づいてあげることができるので、子どもの変化に対応しやすくもなるのです。リビングイン階段は子どもの犯罪率を下げているというデータがあるほどです。

家族のコミュニケーションを大事にできる一方で、デメリットとして冷暖房効率を下げてしまうということがあげられます。二階からの冷気が階段を伝って一階へ流れ込んでくるのです。この対策として、階段の前に扉を設けるのです。そうすれば冷暖房効率が良くなりますし、リビングの音やキッチンからのにおいや煙などが伝わりにくくなるのです。

私の友人は、来客時のことを考えリビングイン階段を止めた人がいます。子どもが成長するとお友達が遊びに来る機会も増えます。その度に生活感あふれるリビングを見られてしまいます。また、お客様とお客様に関係のない家族がリビングで顔を合わせてしまうので、お互い気を遣ってしまうのです。

この対策として、同じリビングイン階段でも、入ってすぐの場所に階段を設け、スムーズに二階へ上がれるようにしておいたり、階段への動線とリビングの境に格子ドアを設け、気になる時は空間を緩やかに区切れるようにして気になる視線をカットできるようにするのです。そうすればリビングイン階段の魅力をたっぷり感じられるのです。

二階ホール

我が家の二階ホールは、一階のリビングの一部分に取り入れた吹き抜け部分に面して設けられています。この二階ホールは、6帖ほどの広さがあり家族みんなが利用できるファミリースペースが広がっています。

まず、ここのスペースを多目的に利用しやすいように壁一面に壁面収納を設けました。床から天井まで広がる壁面収納には、子ども達の絵本やおもちゃ、たくさんあるアルバムや主人の趣味の漫画本などをきちんと収納することができています。壁面収納に物がきちんと収められているのでスッキリとした空間が広がっていますし、デッドスペースを生まないことでお掃除のしやすさが高まっています。

そして、スタディーコーナーや書斎スペースなどとしても利用できるようにするためカウンターを造り付けました。横幅と奥行のしっかりとあるカウンターを設けることで、教材を広げて勉強がしやすくなりますし、パソコンや資料を広げて仕事がしやすくなるのです。夜はここで家族みんなで過ごすこともあります。寝室からより近い場所で寝る前の時間を過ごすことで、子ども達の寝かせつけがしやすいですし、子ども達も自ら眠くなれば寝室へ行き寝るようになってきました。

一階とは違った家族の時間が流れ、家族のコミュニケーションをより大切にできる住まいとなっているのです。一階と二階で家族がそれぞれの時間を過ごしていても吹き抜けを通して互いの気配を身近に感じることができるため安心感が得られます。二階ホールをただの通路とせず、様々な活用法を取り入れてみるのもいいと思います。

女性目線の家造り

家で過ごす時間を考えると男性に比べて女性の方が長い家庭が多いです。また、家事や育児は女性が中心となることが多いため家造りにおいて女性目線が重視されることが増えているのです。

私も現在専業主婦として家事や育児に奮闘する日々です。そこで家造りにおいては私の目線を大事にしました。主婦の多くは一日の大半をキッチンで過ごすということも多いです。キッチンからの目線を重視しました。キッチンで家事をしながらでも子どもの様子が目に入るように、できるだけ間仕切りや壁を設けないようにしました。

リビングの先には和室を設け、キッチンからはこの和室にまで視線が届くようにしたのです。和室では子どもが遊ぶこともありますし、昼寝をすることもあります。キッチンで家事をしながら子どもの様子がしっかりと把握できることで安心して家事と育児を進めることができるのです。

そして、キッチンの横にはママスペース兼スタディーコーナーを設けました。ここで過ごす時間は自分の時間に集中できるようにリビングとの境には腰壁を設け、腰壁から天井までは木の格子を設けました。空間の繋がりをしっかりと確保しながらも気になる視線をカットできることで個室にいるような感覚が得られ、家事と育児の合間の休憩場所としても最適ですし、子ども達が勉強する際も集中できるのです。

子どもが勉強している姿を夕飯の支度をしながら確認できますし、宿題のチェックも家事の手を止めることなく行えるので効率もいいのです。そして、キッチンから洗面室、洗面室から洗濯物干場へは横一直線で繋がる動線にしました。動線がコンパクトになることで家事効率が高まり、家事の時短が実現できるのです。このように家事と育児がしやすくなるように女性目線を大事にしましょう。

パントリー

キッチンにパントリーを設ける家庭が増えています。パントリーがあると食品やキッチン家電などキッチンで必要なものをきちんと整理しておくことができます。広さに余裕があればウォークインタイプのパントリーを設けるといいのです。食材やお米などの備蓄庫としてだけ利用するのではなく、カウンターを設けてママのワークスペースとしても活躍させるのです。

ママの行う家事は立って行うものばかりではありません。家計簿をつけたり、裁縫をしたり、子ども達のスケジュールを管理したりデスクワークすることも多いです。これらの作業を円滑に行うスペースとしても便利ですし、家事の合間の休憩場所としても活躍してくれます。カウンターの上には棚を設けて書類を整理したり、夜でも作業がしやすいように照明を設置したり、パソコンを利用したり、スマホの充電を行うこともあるので配線計画をしっかりと行うことも忘れてはいけません。冬場は足元部分を温めてくれるヒーターを利用することもあるので足元部分にもコンセントがあるといいかもしれません。

リビングからは見えない場所に自分だけのスペースがあると、LDKで過ごす家族の気配を感じながらも自分の時間に集中できるため個室にいるかのような気分も得られるのです。家事や育児の合間にホッと一息つける場所があることで、家事や育児の原動力にも繋がります。デスクワークを行ったり、家事の合間の休憩スペースとしてママの居場所を設けておくといいでしょう。家事の中心であるキッチンの一角のパントリーを有効活用させるのはいい案だと思います。

夜景の見える浴室

日本人は、まだまだ、照明をうまく使いこなせていない印象です。
照明の種類には、シーリングライト、ブランケットライト、ダウンライト、スポットライトなどがありますが、それらを組み合わせて、照明プランを作っていくわけです。しかし、バスルームは特殊な環境で、高温多湿になるだけでなく、そんなに長い時間を過ごすわけではないけれど、くつろぎを演出したい空間でもあります。しかし、限られた狭い空間ですから、なかなか照明を工夫するということができません。

私の友人が住まいを新築したのは、我が町の東部に広がる団地です。ここは、丘陵地を造成したので、眼下には、市街地や瀬戸内海も見下ろすことができ、とても良い眺めです。そこで、LDKの南側の開口部を大きく開け、バスルームの南側も窓にして、湯船につかりながら、夜景を見えるようにしたいと思いました。窓をどのようにしたらよいかばかりを考えて、照明については、あまり考えませんでした。

実際に生活を始めて、入浴すると、照明の光が明るすぎて、窓ガラスに反射し、うまく夜景を見ることができません。照明を消してしまうと、やはり転倒したりして、危ないです。今思えば、照明をバスルームの天井の中央の位置に設置するのでなく、水栓がついている壁の窓近くの高い位置に設置すれば良かったと思いました。窓の近くに照明を設置すると、窓ガラスに照明の光が反射しにくいです。

その上で、照明自体に調光機能がついているものを選べばよかったと思っています。照明の明るさを100%、40%、15%、1%に調節すれば、夜景も楽しむことができます。夜景だけでなく、深夜に入浴する時は、少し明るさを落とすことで、リラックスができ、疲れも取れますし、スムーズに入眠することができます。照明の役目は、十分な明るさを得るだけではなく、そのシーンに合わせた明るさというのが演出していくことも重要だと思いました。

キッチンで家事のしやすさが変わる!

女性にとってキッチンは非常に重要な空間です。キッチンは家事の中心的空間がゆえに、キッチンの広さやキッチンの配置、キッチンのスタイルによって家事のしやすさや効率が大きく変わってくるのです。以前は、壁付けのI型のキッチンが多く設けられていました。壁付けのキッチンはスペースに余裕がない場所でもスッキリとした印象に仕上げられますし、ダイニングスペースを広々と空間を有効的に利用できます。

しかし、キッチンで家事をしている時間は、壁に向かっているため孤独感や疎外感を感じやすいのです。キッチンで家事をしながらでも家族の様子が把握できたり、コミュニケーションがとれるキッチンスタイルが人気となっているのです。リビングに向き合う形で対面式のキッチンが非常に人気です。

あまり使い勝手のよくない吊り戸棚をなくし、リビングやダイニングとの境の間仕切りをできるだけ設けないようにすることでLDKの一体感が高められます。家族の繋がりをよりかんじられますし、コミュニケーションも取りやすくなるのです。高い位置に設けられた吊り戸棚は物の出し入れがしにくく、使い勝手があまり良くないと感じている人も多いと思います。思い切って吊り戸棚を取り除き、空間的な開放感を得てみてはいかがでしょうか。

このキッチンスタイルは家事がしやすいだけでなく、育児との両立もしやすいスタイルとも言えます。キッチンで家事をしながらも食事をする家族の様子に目が届きやすく、リビングで遊ぶ子ども達の様子も把握できます。壁付けキッチンと比較すると育児との両立もしやすさは大きく違います。キッチンのあり方を考え、自分にぴったりのキッチンを設けたいものです。